ひっぱりだこ

長引く不況の影響で、外食産業は大きな打撃を受けています。

今まで外食産業を支えていた顧客層は、持ち帰り飲食や宅配食の利用客へと変化し、こうした中食産業が、外食産業に変わって市場を拡大しています。

ひっぱりだこは、大阪に拠点を置く有名たこ焼き店で、たこ焼き店の総合プロデュースとして展開をしています。

本場大阪のたこ焼きとして、高級料亭のダシを用いるなど、味にも非常にこだわりがあります。

「外はこんがり。中はとろーり」の一口サイズたこ焼きが主力商品で、サイドメニューの開発にも余念がなく、たこ・エビ・貝柱が一つずつ入った大玉たこ焼きは、風味やエキスがふんだんにつまった人気商品となっています。

また、ネギをかけたたこ焼きの元祖でもあり、業界のパイオニアとして、たこ焼き業界を牽引する存在でもあります。

ひっぱりだこの特徴は、店舗作りについては、オーナーのイメージや地域性を尊重しており、パッケージ型ではないため、自由な店舗設計が可能です。

営業時間や休業日もオーナーが決めることができるため、ワークライフバランスの取れた独立開業ができます。

サイドメニューの開発も加盟店オーナーの自由であり、粉物以外の導入も可能とし、他ブランド食材も導入できるため、オーナーの独自色を前面に出すことが可能です。

現在、展開しているフランチャイズ店舗の店舗設計も自由な所が多く、3坪のテイクアウト専門店・移動販売車による店舗・駅前の6坪カウンター店・10坪の路面店など、地域性に応じた集客方法、立地条件を優先した店舗が多く展開されています。

開業のための必要資金は、約150万円と低価格でフランチャイズ契約を締結可能で、ロイヤリティである商標使用料は月額固定の3万円であるため、売上を上げるほどオーナーの収益が大きくなる仕組みとなっています。

パッケージ型フランチャイズではないため、自由な店舗設計ができることから、顧客ニーズや地域性に合わせた店舗作りができるメリットがあります。

また、開業資金やロイヤリティが低く設定されているメリットもあります。

デメリットは、全国的知名度がまだまだであるため、たこ焼き文化が定着していない地域での開業を希望する場合、最初は集客に苦労することが予想されます。