革研究所

アメリカで発祥したフランチャイズシステムは、日本で大きく普及しました。

現在、日本でフランチャイズチェーンを事業展開している本部は、1,200を超えるとされ、その総店舗数は24万店舗以上の拡大を見せています。

業種ごとにさまざまなフランチャイズチェーンが存在し、業界内での競争は激化の一方を辿っています。

こうした業界内での競争において、独自の商品・サービス・ブランド力を有するフランチャイズが強みを活かしており、他社との差別化に成功しています。

従来は職人の技と言われていたレザーリペアの仕事をフランチャイズ化して成功しているのが、革研究所です。

革研究所は、革製品の縫製修理・クリーニング・染め直し・色替えといった職人技を提供しており、リペア業界のパイオニア的存在になっています。

個人客のみならず、新車・中古車の正規自動車販売店や百貨店といった法人大手も顧客となっています。

その高いリペア技術力で、「革製品のリペア」というニッチ産業を独占しています。

革研究所のフランチャイズ加盟条件は、18歳から70歳で性別を問わず、北海道から九州まで全国の地方都市を中心の募集を行っています。

本部からのサポート体制や契約タイプによって加盟金やロイヤリティが異なっており、リーズナブルプランの加盟金は約50万円、開業指導料として45万円と、施行材料のスターターキットが約35万円必要であり、ロイヤリティは月額固定制の5万円となっています。

スタンダードプランは、加盟金が118万円で、ロイヤリティは月額固定制の3万5千円です。

プロフェッショナルプランは、加盟金が180万円で、ロイヤリティは月額固定制の3万円となっています。

ニッチ市場における高い技術力と、あらゆる革製品の施行が可能となるため顧客層が幅広いメリットがあります。

また、利益率が7割以上の高収益ビジネスであることもメリットと言えるでしょう。

デメリットは、ニッチ産業であるため、集客するための知名度が低く、地道な広告宣伝や口コミによる効果が出るまで時間がかかる点にあります。