メディスンショップ

20世紀から21世紀にかけて世界中で爆発的に増加した人口と医療の進化により、長寿・高齢化の実現や、従来では治療困難な病気を根絶するなど、医療分野は私たちの生活になくてはならないサービスとなっています。

病院・薬局といった医療事業は、社会貢献を基盤としており、儲けといった金銭的利益よりも人命や倫理といった社会的利益を獲得するために展開を行っている事業者が多い業界です。

しかし、近年、医療に対するニーズの高まりや継続して事業を行うため、より多くの人々に適切な医療を提供できるよう事業拡大を進める病院・薬局が増えつつあります。

事業拡大のため、知識や経験といった事業ノウハウを伝えるフランチャイズ方式も、医療業界で増えてきています。

1970年にアメリカでスタートしたメディスンショップは、調剤薬局チェーンとして全世界1,400店舗を展開しており、業界最大規模のフランチャイズチェーンとなっています。

大規模展開により、医薬品の共同仕入プログラムが実施可能であるため、安定的に有利な価格で仕入れることが可能となっています。

メディスンショップは、大規模展開しているため、個人の薬局に比べて有利な価格で医薬品を仕入れることが可能な特徴があり、加盟店同士で医薬品の不動在庫を交換することも可能です。

フランチャイズシステムでありながら、地域密着型の薬局を標榜としており、地域の有料老人ホームといった介護施設と連携して入居者の処方箋を一括して取扱い、入居者に安心・安全の療養生活をサポートします。

開業の際の支援システムも充実しており、パートナーシップ開業支援として、最初からフランチャイズ契約を締結して事業展開する方法の他、メディスンショップ直営店または加盟店の薬剤師として1年から２年間、給料をもらいながら勤務し経営ノウハウを吸収してから自分の店舗を持つことも出来ます。

メディスンショップのフランチャイズ契約で最も大きなメリットは、パートナーシップ開業支援制度で、勤務しながら独立のノウハウを学ぶことが可能であるため、低リスクでの独立開業を支援します。

また、加盟店オーナー向けに、会計・経営戦略・人事労務といった経営セミナーを毎回開催しているため、個人で開業するよりも経営に関するノウハウを身につけやすい環境にあります。

デメリットとしては、薬局のフランチャイズ事業自体がまだまだ認知度が低いため、スケールメリットを活かすためにある程度時間がかかる可能性がある点にあります。