ファミリーマートの概要
ファミリーマートは、日本発祥のコンビニチェーンとして全世界で店舗を拡大しており、店舗数は世界第二位の事業規模を誇ります。
利便性の高さで幅広い層から人気を有し、右肩上がりの成長を続けているコンビニ業界は魅力がいっぱいです。
最近では、他のコンビニチェーンと差別化を図るため、多数の事業者が加入しているポイント制度のTポイントを導入し、作りたてコーヒーを提供するファミマカフェを展開するなど、利用者・加盟店双方にとって嬉しいサービスを次々と投入しています。
また、親しみやすい広告やテレビCMによって、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」というフレーズは、多くの方に高い好感度を有するイメージとして定着しています。
フランチャイズの特徴
ファミリーマートは、好調な業界において、2013年度は1,000店以上の店舗を出店しており、過去最高の店舗増を記録しました。
フランチャイズへ加盟するにあたって、契約タイプは大きく二つに分けられており、ファミリーマート本部が土地・建物を用意する契約タイプと加盟店側に土地・建物を用意する契約タイプが存在します。
契約タイプによって、開業後のロイヤリティが異なっており、本部が用意するタイプは営業総利益のおよそ48%、加盟店オーナーが用意するタイプは営業総利益のおよそ35%と、差が生じているため、開業時の状況に合わせて契約タイプを選択することになるでしょう。
メリットとデメリット
大手コンビニチェーン本部であるため、開業後のサポート体制は充実しており、24時間営業の店舗には年間120万円の奨励金支給やマネジメント・オペレーションの基本を学べる専用の研修センターが設置されています。
また、加盟店の年間総収入が一定額に達しない時は本部が収入を保証する、総収入最低保証制度の存在もメリットと言えるでしょう。
デメリットとしては、多くのフランチャイズが存在することから同じ加盟店同士で出店地域が集中してしまうおそれがあることや、希望の出店地域に出店できない可能性があることが言えます。
また、近年の賃金向上の影響を受けて、アルバイト人材が集まりにくい業界でもあることがデメリットであると言えます。